2022年01月17日

瑞巌寺で出会ったもの。

瑞巌寺の参道を歩く僧侶達by二へドン2019年12月13日(金)
松島湾かき鍋クルーズを楽しんだ後、松島港
で船を下りた二へドン達は、港から徒歩で瑞
巌寺( ずいがんじ )に向かいました。
「 あ、今日は13日の金曜日だ。でも、お
寺だから関係無いよね。」と思いながら境内
に入ったのでした。港からはほんの5分で
す。JR松島海岸駅からも歩いて10分程。
仙台駅から松島海岸駅までは JR仙石線で
40分位の場所に位置しています。瑞巌寺の
正式な名前は「 松島青龍山瑞巌円福禅寺 
」だそうです。普通に「 瑞巌寺 」で通し
ちゃいますけどね。 天長05年( 828年
 )に慈覚大師円仁が開創した「 天台宗延
福寺 」が基になっていると伝えられていま
す。けれども鎌倉時代中期に、400年の歴史
を持って廃してしまいます。その後別の宗派
のお寺になったものの、再び廃れます。
慶長09年( 1604年 )に仙台藩主・伊達
政宗により「 瑞巌寺 」として再興を果た
しました。 伊達政宗が瑞巌寺を再興してく
れたお陰で、現代の私達も観光スポットとし
て楽しめるのですよね。因みに東日本大震災
の前年の2010年の松島町の観光客数は357
万人でした。

瑞巌寺の灌水観音像by二へドン二へドンは色々な場所に足を運ぶ際、普通の
人なら気にも留めない風景に、カメラのシャ
ッターを押す様に心掛けています。1枚目の
写真は、僧侶達が参道を歩いている所を撮り
たかったのも理由の1つですが、主役は大木
の切り株なんです。もう何度も瑞巌寺に行っ
た事が有ると言う方、この切り株が、木とし
て生きていた頃の姿を覚えていますか?
同じ場所でも、行く度に景色が少しずつ変わ
っているのです。そこに気が付くのが旅の醍
醐味ですよね。
 瑞巌寺は「 平成の大修理 」を行ないま
した。2008年11月~2018年06月までの10
年の歳月を掛けたのです。地盤沈下で歪んだ
建物を修理するのが目的でした。本堂等、計
8棟の工事は順調に進んでいましたが、
2011年03月11日に東日本大震災に襲われ
ました。 今、瑞巌寺に行くと、平成の大修
理を終えた本堂等を見学する事が出来ます。
 2枚目の写真は「 灌水観音像 」です。
明治45年に地元松島村の方が奉納したもの
です。観音様は左手に細い水差しを持ち、お
腹の辺りで45°の角度にして、今にも水を注
ごうとしている様子です。やや吊り上がった
細い目に、鼻はどちらかと言うと団子っ鼻?
腰掛けている脚の様子が、絶対これ、モデルがいるよな・・・と思われます。
明治45年05月11日付けの河北新報に「 噴水付観世音銅像 」と書かれているので、
以前は水差しから水が出ていたのですね。
また水を出して欲しい気もしますが。
これから瑞巌寺をお参りに行く予定のある方、是非、大木の切り株と、灌水観音像を
探してみて下さいね。

*****「 瑞巌寺で出会ったもの。 」 ・ 完 *****



同じカテゴリー(神社仏閣)の記事画像
吉野山・金峯山寺の祭の準備。
吉野山の蔵王堂から階段を見下ろすと、三重塔と桜のフォトスポット!
吉野の金峯山寺・蔵王堂は荘厳感たっぷりでした!
桜の花かと思ったら、御神籤の花でした。
2016年04月の平安神宮の桜。 その1.
2016年芝・増上寺の春の風景。
同じカテゴリー(神社仏閣)の記事
 吉野山・金峯山寺の祭の準備。 (2024-08-13 23:39)
 吉野山の蔵王堂から階段を見下ろすと、三重塔と桜のフォトスポット! (2024-07-06 12:31)
 吉野の金峯山寺・蔵王堂は荘厳感たっぷりでした! (2024-06-23 11:15)
 桜の花かと思ったら、御神籤の花でした。 (2024-03-07 17:05)
 2016年04月の平安神宮の桜。 その1. (2024-02-12 23:10)
 2016年芝・増上寺の春の風景。 (2023-03-29 07:32)

Posted by 二へドン at 22:59│Comments(0)神社仏閣
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。