2023年02月03日
2020年「 東国三社 」詣で - 息栖神社の稲荷神社。


息栖神社の境内には、「 境内社 」や「
力石 」等、いろいろ見る物が有ります。
この記事では、境内社の1つである
「 稲荷神社 」で出会ったユニークな物を
ご紹介致します。二の鳥居を潜って直ぐ、参
道の左手に稲荷神社が在ります。先ず、1枚
目の写真が、参道脇に在る手水鉢の上に設置
されている大黒天様と親子猿の像です。像の
中央には大黒天様が担いでいる大きな袋が有
ります。袋には縁起物の鶴と亀の絵柄が見え
ます。二へドンは、大黒天様と、猿の組み合
わせを、ここで初めて見た様な気がします。
大黒天様と言えば、童謡「 大黒様 」に歌
われている様に、「 因幡の白兎 」のスト
ーリーで有名です。大黒天様と兎を題材にし
たモニュメントは日本各地で目にする事が出
来ます。しかし、大黒様と猿? しかも、親
猿のサイズが、大黒天様より大きいではない
ですか!? これ、大黒天様に失礼なので
は?
神様は概ね、神の使いである「 使い番
」を従えています。大黒様の使い番はネズミ
となっています。もし大黒天様の横にいるの
がネズミであれば、ああ、使い番を従えてい

が・・・。 2枚目と3枚目の写真は、稲荷
神社の前に置かれたお狐様です。 お稲荷様
の前には狛犬では無く、お狐様が置かれるの
は、狐が、お稲荷さんの使い番だからです。
狛犬ならぬ狛狐と言いましょうか。(笑)
お狐様は、1体は真っ赤なほっかむりをし、
もう 1体は、真っ赤な襟巻をしています。
赤い前掛けをしているお狐様は、よく見掛け
ますが、ここまで存在感の在る被り物をして
いる狐さんは珍しいと思います。 なかなか
ユニークな稲荷神社でございます。
江戸時代には花のお江戸で稲荷信仰がブー
ムとなったそうです。よく有る物の例えとし
て「 伊勢屋稲荷に犬の糞 」と言われる事
も有ったとか。 平安時代には既に稲荷信仰
が行われていて、清少納言の「 枕草子 」
にも「 稲荷に思ひおこして詣でたるに
・・・ 」と書かれています。
先程の猿の話に戻りますが、庚申様のお使
いが猿なのですよね。ですので、庚申塔の下
部に三猿( 見ざる聞かざる言わざる )が
彫られているのは、よく目にします。
大黒天様と猿の関係性を強いて挙げるとす
ると、「 猿が来ると災厄が去る 」と言う
事で、鎌倉時代からお正月に猿回しが演じられた位ですから、大黒様の御利益と、縁起物の
猿を並べて、最強の幸せを願ったものなのでしょうか。
何はともあれ、息栖神社はパワーが強いと世間で言われておりますので、まだお参りを
された事の無い方は、是非、足を運んでみて下さいませ。
*****「 2020年「 東国三社 」詣で - 息栖神社の稲荷神社。 」 ・ 完 *****