ドンドン日記・第３章

2019年12月08日（日）
地中海に面したリマソ―ルと言う
ビーチリゾートのポセイドニアホ
テルに2連泊した二へドンは、2泊
目の翌朝は、海岸に出て朝日をし
っかりと拝んで来ました。
　日出る処の国・日本に住んでい
る者と致しましては、日本で見る
朝日が世界で1番生まれたての素晴
らしい朝日だと確信しております
が、地中海からの朝日も、また格
別でございます。　何しろ、美の
女神アフロディーテが生まれて流
れ着いた海岸が、このキプロスで
すから、アフロディーテも毎朝キ
プロスでこの朝日を浴びていたの
ですよ。　そう思うと、目の前の
朝日が叶姉妹の言う所の
「　FABULOUS　（　ファビュラ
ス　）」の度合いを強めると言う
訳ですね。　
　　太陽の光が海面に一直線に反
射している様子は、これはまる
で、福岡県の宮地嶽（　みやじだ
け　）神社から見られる「　光の
道　」みたいじゃないですか！！
二へドンはリマソ―ルのこの景色
を「　キプロスの光の道　」と勝
手に認定致しました。　（笑）

2枚目の写真は、ポセイドニアホテ
ルの前のビーチを撮影したもので
す。　この写真で撮りたかったの
は、上部に写り込んでいる垂れ下
がった枝達なんです。　海岸プロ
ムナードには随所に植栽が施され
ておりまして、木の下に立つと、
この様に視界に垂れ下がった枝が
入って来るのです。　そんな雰囲
気をこの写真から味わって頂けた
ら幸いです。　この景色の雰囲
気、ちょっと宮崎県の青島に似て
いると思うのは二へドンだけでし
ょうか？　この木の枝の垂れ下が
り具合が、「　宮交ボタニックガ
ーデン青島　」の園内を思い出さ
せてくれたのです。　写真1枚目は
福岡県の「　光の道　」みたいだ
し、キプロスって九州に似てい
る！？　キプロスの国民はギリシ
ャ系なので、文化はヨーロッパな
のですが、南国の雰囲気の気候が
植物の感じの共通点が多いのかも
しれません。　今コロナの影響で
海外旅行は当分無理みたいですか
ら、キプロスを偲んで九州を旅す
る事にしようかな。　日本のギリ
シャ料理店を巡るのも良いかもし
れません。

2枚目の写真に写り込んでいる建物
が、ホテルの朝食レストランで
す。　ホテルの施設の中で1番海岸
に近い所に位置しているので、食
後のコーヒーをゆっくり飲みなが
ら、海岸で過ごす人々を眺める時
間が楽しいものでした。
　　ジョギングする人。　カップ
ルで散歩をする人。　泳ぐ人。
キプロスは地中海性気候とは言
え、12月の水温は寒中水泳とほぼ
変わらないと思うのですが、白人
の人達は皆、元気だよね。　日本
人が寒中水泳をする時は「　神
事　」とか「　修行　」とか、
「　鍛錬　」とか、何かの目的の
為に歯を食いしばって耐えると言
うイメージが強いですが、ヨーロ
ッパでは「　泳ぎたいから泳ぐの
さ。」と、悲壮感はゼロですよね。
　　3枚目の写真はホテル前の桟橋
で釣りをしていたオジサン。　日
の出の太陽が弾けて、淡いピンク
色の空の中で、一心に釣り竿を持
つ彼の背中は、人生の大切な時間
を過ごす術を知っている「　大
人　」の雰囲気を感じるに充分で
した。　二へドンは地中海の海岸
で過ごす人々の姿から、人生の根幹を色々学んだ様な気がします。
コロナでお出掛けも色々制限が掛かっている今日この頃ですが、キプロスの人々の様に、
泰然自若として、コロナ終息のその日まで慌てず騒がず、自分の時間を大切にして
行きたいと、このブログ記事を書きながら、改めて思った次第です。
皆様も、どうぞお大事に。　感染対策は気を緩めたら駄目だから。　

＊＊＊＊＊「　キプロス紀行　～　地中海の楽しみ方。　」　・　完　＊＊＊＊＊